
今回はヘビーな実話エッセイ『機能不全家族』9巻のネタバレを書いていきます。
機能不全家族9巻あらすじネタバレ
今回で完結篇。
9巻では、おしゃべりでいつも明るい妹が、主人公と虐待の過去について話す場面が描かれます。
小さい頃のことだから、あまり覚えていないかと思っていたのに、ちゃんと印象があって、母親に虐待されたこと、それを父親に無視されたことをはっきりと語る妹。
妹と虐待の過去について共有したのは、これが初めてでした。
「あれから誰も信用できなくなったんだよね〜」
あくまでも明るく、茶目っ気を滲ませながら告げる妹に、主人公は、覚えていないわけがないよねと物思いな表情を浮かべます。
そしていつも暗い我が家を、せいいっぱい明るく照らしてくれていたのは妹だったと思い入るのでした。
この家庭、母親がモラハラ系毒親で、子どもたちへの暴力・虐待を日常的に行ってきたわけですが、医者の父親はそれらについて無関心。
が、あまりに母親の行為が目に余るので、親族を交えた話し合いの結果、やがて子どもたちは母親と離され父親と3人で暮らしてきたという経緯をもっています。
今巻では、この父親についても姉妹で議論が交わされます。
父親は定期的に大金を振り込みますが、それは「愛」なのだろうかということ。
嫌いな奴に金は渡さないと思う、と言う主人公に対して、妹は異論を唱えます。
語られるエピソードのひとつひとつがリアルで、自分と重ね合わせて胸えぐられる気持ちになることも多い作品です。
しかし過去とある程度の距離を持てるようになってから読むと、主人公の体験を通して客観的に過去を再体験し、過去の意味を編集し直すかのようなセラピー効果があるという意見も。
いろいろ身につまされましたが、読んでよかった作品でした。
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