
今回は『SNSに凍てつく女たち』に収録されている3つ目のエピソード、『野次馬女』についてレビューします!
不幸に見舞われている人に優しい顔して近づいては、裏でその人の噂を広めることを密かな楽しみにしている女が、その手口を逆手にとられてコテンパンに復讐される話DEATH。
他人の不幸が大好きな人、陰口大好きな人、どこにでもいますけど、
調子に乗ってるとこうなるよ
という内容で、オソロスバラシイ復讐劇でした。
「親しい人間の裏の顔」が気になる人も刺さる内容だと思います。
ヒロインがやられっぱなしにならないところに溜飲が下がりましたね。
復讐の方法が相手のやり口を逆手にとって壮大な自爆へ誘い込むというものだったのも◎。
仕返しの意外さと鮮やかさが見事でした。
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では、さっそくあらすじレビューしていきます!
『野次馬女』あらすじ
優しい同僚の正体は他人の不幸が大好きな悪魔
恋愛にも失敗、モラハラ上司にも悩まされ、失意のどん底にあるOL田中。
そんな彼女に、同僚の川本は優しく声をかけて近づきます。
辛い時には辛いことが重なるもので、田中の母親までも事故に遭い、救急車で運ばれてしまいますが、そんなときも川本は親身になって田中を心配し、励ましのメールを送ってくれるのでした。
田中は川本の思いやりに胸を打たれ、すっかり彼女に心を開きます。
そりゃ辛いときに気遣いをたくさんもらったら、なんて優しく心配りの素晴らしい人なんだろう! って信用しちゃいますよねえ。
でも実は悪魔なんですよ。
激しすぎる裏表
ある日、田中はびっくりすることになります。
カレシにフラれたこと、出会いアプリで婚活していることなど、川本だけに告白したことがなぜか同僚たちの間に広まっている。
なんで知っているのか。
同期同士の女子会で聞いたところ、信じがたいことに噂の発信元は川本だということでした。
川本が人の不幸話を聞きつけては、噂をばら撒く女であるということを知り、ショックを受ける田中。
さらに決定的なことには、田中は後日、同僚に噂をばらまいて嗤う川本の姿を目の当たりにしてしまいます。
田中の怒りは沸騰。
川本に対する復讐を決意するのでした・・・。
『野次馬女』感想
復讐の鬼となった田中は、川本の人の噂を広めたがる性格を利用したある罠にハメることを計画します。
これが見事にハマって、川本はモラハラ部長とともに地に落ちてしまう結果に。
この一発大逆転のハメっぷりが爽快!
めっちゃイライラしたのに、最後は気持ちよ〜く読み終えられましたw
ぜひ読んでみてくださいね。
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